新潟県という地域の結婚式の特徴は婿を投げる

結婚式は全国各地でいろんな風習があるのが面白いですが、その中でも新潟県は群を抜いているかもしれません。
地域的な特徴としてもよく雪が降るためでしょうか、一風変わった内容となっています。

気になる内容としては、何とお婿さんを投げ飛ばすという驚きの風習です。
聞いているだけだとどんな風に投げるのか少し怖くなってきますが、主に豪雪地帯である松之山で行われていました。
今も奇習の一環として連綿として行われているのですが、寒い冬の雪が深い中に婿を投げるのです。
ふかふかとした雪の中に投げるため怪我などをする心配はありません。

そして投げる儀式が終わった後には、参加者皆で注連縄や正月飾りを燃やした灰に行きを混ぜた墨を作って、無病息災を祈りつつおめでとうと祝福をしあうのですから、とても賑やかな結婚式になりそうだと思えてくるのではないでしょうか。
約600年近くも続いている伝統行事となっていますので、やってみたい、参加してみたいと思ったらぜひ出かけてみて下さい。
人生で一度きりの結婚ですから、こうした地域独特の風習の事も頭に思い描きながら、これからの未来の生活に向けて進めるように投げられてみるのも記念になるでしょう。