客数をたくさん呼ぶのが沖縄地域の結婚式の特徴です。

結婚式と一口に言っても、地域によって様々な形態があります。
東京や大阪といった都市部では色んな地域の人が集まっているという事や、文化や人との繋がりがやや希薄な部分もありますので、特徴的な式というのはあまり見かけないのが正直なところです。
ブライダル情報誌が簡単に手に入るので、全国的なブームになっている演出を取り入れる傾向にあるのも確かです。

一方、地方に行くと特徴的な結婚式は根強く残っています。

沖縄地方の結婚式で一番特徴的な部分は客数が多いという事です。
本州では一般的には60人前後。100人を超えると多いというイメージですが、沖縄は客数が300人なんてザラです。

色々理由はありますが、やはり血縁の繋がりが濃いという事が挙げられます。
若い人が地元に残り、あまり県外に出ないので自然と地元に親戚が多くなります。
先祖を大切にするという根強い文化があるのも理由です。
地元を離れないということから、友達も多く残っているので、出席者が多くなります。

「いちゃりばちょーでー」という「一度会えばみんな友達」という文化があるのも理由の一つかも知れません。

更に、そのたくさんの出席者一同が歌い踊るのも独特なところです。もちろんお酒もかなり入ります。